ビジネスの現場で企業や個人に求められることの多い複合機ですが、ネットの通販サイトなどでカタログを見ていると、よく「激安!中古複合機、コピー機!」という文章を見かけることがあるのではないでしょうか。
基本的に複合機は高いものが多く、新品で買おうと思えば50万円以上使うことも少なくありません。
「欲しいけど、初期費用とかが高くてどうしても買えない」という方や企業のためにあるのが、中古複合機です。そこで、今回は中古複合機に関するメリットとデメリットを紹介します。
1.中古複合機を買うメリット
中古複合機を買う上でのメリットですが、第一に挙げられるのが「費用」に関する点です。
基本的に新品の複合機を買おうと思うと、小型であれば5万円、会社のオフィスで使用するような大きなタイプなら最低でも20万円ほどかかり、高ければ一括費用で100万円かかる場合もあります。
この初期費用の高さが複合機の難点なのですが、中古複合機であれば小型で1万円、大きなものでも10万円ほどで入手できるようになるのです。新品の相場に比べ、半額以下の値段で購入することが容易なため、比較的入手しやすいと言えるでしょう。
また、「リース審査が不要」という点もメリットになります。上記でも説明した通り、新規複合機の初期費用は高く、中々簡単に一括で支払えるものではありません。それを長期間継続的に、分割して支払えるように利用されるのがリース契約です。
もちろん企業側としても信用できない企業に提供するわけにはいかないので、支払い能力がある企業かどうかを審査するリース審査が必要になります。新規複合機を買う際に鬼門になりやすいのがリース審査で、新規開業したばかりの企業や赤字続きの企業では、どうしても審査に合格することができず、新規複合機を入手できない状況になってしまいます。
中古複合機は既にリース契約などの支払いを終えたものばかりなので、リース審査は一切必要なく、安価な初期費用だけで抑えられるというわけです。
2.中古複合機を買うデメリット
中古複合機を買う上でのデメリットですが、決して少ないわけではありません。
第一に、「保守期間が短い」というデメリットがあります。保守というのは商品における修理保証のようなもので、生産終了してから7年~8年の間は、メーカーが部品を管理し、修理に対応できるようにしています。
新規複合機であれば、生産中の複合機で保守期間も7年以上というのはよくありますが、中古の複合機には「生産が終了し、需要が低下した複合機」が多いです。そのため、生産終了してから6年経って買った複合機なら保守期間は1年ほど、場合によっては保守期間が一切ないこともあります。
保守期間が短いだけなら良いのですが、中古複合機は当然ながら、使われた後の商品です。前の所有者が故障する寸前まで複合機を使い込んでいたとすると、その複合機を買った場合、1年と経たず壊れてしまう可能性もあります。
その際に保守期間が無ければ、また新しく複合機を買う必要が出てしまうので、結果として安物買いの銭失いとなってしまうのです。修理に出すにしても修理業者を選ぶ手間もかかるので、中古複合機を買う際には注意しましょう。
また、ランニングコスト、カウンター料金が高くなってしまう可能性あります。複合機のカウンター料金とは紙1枚の使用量のことで、新規であれば契約段階で値引くことも可能ですが、中古複合機は1枚当たり3円以上のカウンター料金がかかります。
3.人気の中古複合機
様々なメリットとデメリットを含む中古複合機ですが、やはり売れ筋で人気の商品は多数あります。
人気メーカーの1番手として、購入されやすいのが「キャノン(Canon)」の中古複合機です。品質は他のメーカーに劣る部分はありながらも、中古複合機の中でも抜きんでた安さを誇っています。そのため、モノクロ複合機やカラー複合機でも、常に人気な商品が多いです。キャノンの中でもSatera MFシリーズは特に値段が安いため、人気になっています。
キャノンの次に人気なのは、「リコー(RICOH)」の中古複合機でしょう。リコーの複合機はカウンターの使用を抑えながらも、安定した動作で印字もしっかり行えるので、キャノンに並ぶほど人気の商品ばかりです。ですが、キャノンと違うのは商品の高さで、基本的に10万円以下で売られているような安価なものが出回ることはそうそうなく、品質に見合った価格のものが多くなっています。
一方、モノクロ複合機として人気なのが「コミカミノルタ」の中古複合機です。モノクロ複合機でもカラーを行えるようにしたりと、新しい挑戦を続けています。品質に関しても良いものばかり揃えているので、徐々に人気を獲得しています。
4.まとめ
中古複合機にはメリットも多いですが、一方でデメリットも多く、使用方法などを見誤れば新規複合機を買うよりも高くコストがかかってしまうことも考えられます。
よりメリットの面を活用するためには、短期利用を目的にすると良いでしょう。中古複合機のデメリットは故障のしやすさとカウンター料金の高さが大きいので、まとめれば「長期利用には向いていない」と言えます。
中古複合機は初期費用の安さが売りなので、短期利用にすることで損せずに使用することが可能です。
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